忘れもしない長男が小学二年生の5月。
学校から帰ってきて、友達と遊ぶ毎日を過ごしていた日々。
新学期の初めごろになるときまってポストにいろんな習い事のチラシがわんさか入っていましたが、そこまで私は興味がありませんでした。
なにかスポーツはいつかやらせたいなと思っていましたが、これと言って決まっていませんでした。
ある日のポストの中にサッカークラブのチラシがいつものように入っていました。
私は自分でもなぜあの時息子にサッカー教室の体験をもちかけたのか、よく覚えていませんが、息子も行ってみたいというので、チラシに書いてあった体験会の日に行ってみることにしました。
体験会に行ってみると息子と同じくらいの子供たちが、コーチの言うことにしたがって、ウォーミングアップをしたり、上手にサッカーボールを蹴ったりしていて、体験に来ただけなのに、もう息子もこうなるんだと変な期待ばかり膨らんでいました。
体験会が終わってみると、いきいきした顔の息子が駆け寄ってきました。
「どうだった?」って聞くと、「楽しかった!」ってそりゃそうか。。。
初めから手取り足取り、つきっきりで息子に丁寧に優しく、お兄さんみたいなコーチに教われるこの時間は息子にとって最高に楽しい時間に違いないと感じました。
「また来たい?」と聞くと、「うん!」ってそりゃそうだよね。。。
私の勝手な期待と息子が喜んでいる姿で気づいたら入会の申込用紙を手に取っていました。
「もし、ご入会いただけるようでしたら、明日までご連絡ください」
そう言われて、習い事始めるきっかけなんてなんだっていい!タイミング、タイミング!そう思って家に帰って、旦那の帰宅を待って、話してみようと思いました。
旦那からの返事は
「これくらいの年齢の子供ってなんでも興味があるから、サッカーじゃなきゃだめだって訳じゃないんじゃない?
いや~、僕は野球やらせたいなあ。
一緒にキャッチボールとかしたいんだよね。それに父ちゃんと母ちゃん野球好きだから、孫が野球やったらきっと喜ぶだろうな」って。
「やるかやらないかなんて子供の人生じゃん!
子供自身が決めるべきだと思う!」
と言ってはみたものの、次の日にサッカーチームに電話をかけなっかたのは言うまでもない。
「そうかもしれない」って自分の心の中で気持ちが揺らいだからかもしれない。
これが私の野球人生の始まりを予感した最初の出来事です。